背水の陣 背水の逆転劇 レッツゴージャンティン

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背水の陣 背水の逆転劇 レッツゴージャンティン
格ゲー史上最も有名な動画の事です。

 

世界一の規模の格闘ゲーム大会、Evolution Championship Series 2004の
Street Fighter Ⅲ 3rd strikeの準決勝、梅原大吾対ジャスティン・ウォンでの映像です。

何故あの映像が伝説的になっているのか。
細かく分解して考えてみました。

  • わざと作り出した物ではない当時の画質の粗さ
  • ドットで描かれているためゲームという存在感の際立ち
  • 格ゲーが一大ジャンルではないための会場の狭さ
    (当時の会場はカリフォルニアの学校)
  • それに反比例する観客の盛り上がり
  • 録音環境も良いとは言えない音割れ
  • 可能な事は皆わかっているがどこか現実的ではないと思っていた鳳翼扇ブロッキング
  • 通常技が強い春麗に対し体力リードを取られ更に残り時間もあと僅かな状況
  • ケンの残り体力がドットで一発でも必殺技をガードすれば削りKO負け
  • SA削り警戒の微前歩きでたまたま一段目ブロッキングが成功出来た偶然
  • ケンの鳳翼扇ブロッキング回数が7回7回1回と知っていた偶然
    (キャラによっては8回8回1回の場合もある)
  • ヘッドホンを使用していない歓声の中での正確なブロッキング
  • 倒し切りのダメージもほぼほぼぴったりという最適解

これらが奇跡的に嚙み合っているため伝説の試合として語られているのだと思います。

曖昧な記憶なので定かではないですが、
ブロッキングの回数はたまたま当日知ったと昔何処かで読んだか見た記憶があります。

今後この映像を超える格ゲーのゲームシーンは現れないと断言できます。
見たことがない人は是非一度見てみて下さい。
当時のゲームを知らなくても会場の盛り上がりで凄いことをしたって事だけはわかります。

格闘ゲームの教科書を作るとしたら、表紙か中表紙になるレベルです。

ちなみに製作元であるCAPCOMは、
リメイク作品であるストリートファイターⅢ 3rd strike Online Edition(通称OE版)で、
ブロッキングのチュートリアルの最後に
「あの瞬間をもう一度」というタイトルでこの試合の再現が収録されています。

しかも春麗とケンの使用カラー、1P2Pサイドも当時の再現がされています。

ウメハラさんは伝説的な動画を生み出しましたが、
ストリートファイターⅢ 3rd strike自体はそんなに好きじゃないそうです。
歴代のやっていたストリートファイターシリーズでも一番やり込んでいないゲームでした。

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